働き方改革アカデミー
銀座校
校長 山本裕
私は、世の中の全ての人に居場所と出番があり、それぞれの“ビジョンが実現する社会”を創りたいと考えています。
私が会社員だった時代に、経営者が失敗することに寛容で社員の自発性を尊重していた時は業績が大きく成長し、反対に、経営のトップダウンで社員の感情よりも数字を重視した時は、社内の雰囲気が殺伐とし、業績が低迷していくのを目の当たりにしてきました。
私自身これまで一部上場企業、ベンチャー企業と大小異なる会社で働いてきた経験から、企業が持続的に成長していくための共通する必須要素は付加価値の一番の源泉である「ヒト」がいかにしてパフォーマンスを発揮できるか?
ということに尽きると実感してきました。
そのために、まずは相手に対して“思いやり”を持ち、その“思いを循環させること”で“安心安全な場所”を作ることが必要と考えます。
発達心理学において“安全基地”という概念があります。
基地は子どもがいつでも帰って来られる場所、安心できる場所として機能します。
そして自発性を尊重し、「あれをしろ!これをやれ!」などの過干渉はしません。
しかし危険なことにはストップをかけ、「こう考えたら?」といったガイダンスがあります。
子どもたちはこうした基地があるからこそ外の世界で冒険し、発達・成長できるという考え方です。
また、チームやプロジェクトの成否を決める唯一の共通要因が「心理的安全性」であるとして、米グーグル社が発表したことが大きな注目を集めています。
折しも、日本は労働人口減少、少子高齢化、長時間労働問題、価値観の多様化などの変化において特に労働生産性を向上させることが課題としてあげられております。
2018年6月には「働き方改革関連法案」が成立され、企業の規模に関わらず本格的に各社が取り組まざるをえない状況となりました。
これはまさに、大きな波と捉えることができます。この波にうまく乗れるかどうかが今後の経営を左右することになるでしょう。
一方で中小企業の経営者の方々においては、
・そもそも「働き方改革」とは何をすることなのか?
・自分の会社には関係がないのでは?
・面倒なことはやりたくないな?
・何かをやるためにはお金がかかるのでは?
など、「働き方改革」という言葉が漠然としており、いまいち肚落ちできていないのではないかと思います。
そのため、当協会では「働き方改革」を10のテーマに分類して、相互の関連性を明確にするとともに、それに取り組むことによって企業の「労働生産性の向上」や「業績アップ」につながることをセミナー等でお伝えして参りました。
しかし、時間的・場所的な制約もあり、セミナー活動だけではどうしてもお伝えできる範囲に限界がございます。
そこで、このたび『働き方改革アカデミー』というインターネット上の学校を開設させていただくことになりました。
インターネットを活用することで、より幅広く多くの方々に向けて情報発信ができることを大変嬉しく思っております。
私はこの「働き方改革」の流れは中小企業経営においてはチャンスだと捉えています。
なぜかというと、この「働き方改革」を企業の経営戦略における人材戦略として活用することができるからです。
政府は働き方改革により、企業の生産性を向上させることを目標としており、その施策を推進するために、中小企業向けにはより手厚く助成金を用意しております。
この機会に助成金をうまく活用することにより、費用の負担を最小限にして、中小企業でも「働き方改革」を実践することが可能なのです。
本アカデミーでは、「助成金を活用した働き方改革」についての情報もご提供させていただいておりますので、どうぞご活用下さい。
繰り返しになりますが、人材の確保・定着に悩んでいる中小企業こそ、「働き方改革」に取り組んでいただきたいと、私たちは考えております。
「働き方改革」という大波を見極めて乗りこなしていけるよう、本アカデミーが、「御社の働き方改革」のお役に立てれば幸甚です。
一般社団法人 働き方改革支援コンサルタント協会
働き方改革アカデミー銀座校
校長 山本裕
大学卒業後、大手情報サービス企業に就職。
新卒から人事部にて社員採用から始まり、20,000人を超える社員の給与計算、人事情報管理システム、勤怠管理システムの開発と導入、非正規社員の日々多発する労務問題へのトラブルシューティングなどの実務を大量に経験。
この経験を質に転換すべく、人事企画として等級、評価、報酬制度の設計を始めとし、人材活用のための表彰制度、ダイバーシティなどの各種施策の企画実行。人事領域を専門として16年間勤務。
上記期間中に経営戦略を実現するための人事を目指し、グロービス経営大学院でMBA(経営学修士)を取得。
その後、再生可能エネルギーのベンチャー企業の経営に参画し、ゼロからの組織づくりと事業化に尽力。一人ひとりの社員の才能を引き上げるために、プロコーチ養成スクールに通い、コーチ資格を修得。
副業として、プロコーチとしてビジネスマンのキャリア支援などを行う。
手続きをメインとした社会保険労務士(社労士)ではなく、経営の業績発展とビジョンの実現に向けてコンサルティングを行うことを強みとしている。
① 1部上場企業、ベンチャー企業という様々な規模の事業会社において
18年間の人事業務の実務経験、
② MBAによる経営マネジメント知識、
③ プロコーチとしてのコミュニケーションスキル
この3つをベースとし経営者のパートナーとして長期的な支援し続け、クライアント企業に持続的発展に貢献することを使命としている。
特に働き方改革において、助成金の活用によりコスト負担を低減させて、労務コンサルティングや人事コンサルティングを行い、中小企業の成長をドライブすることを支援している。
<資格>
社会保険労務士
経営学修士・MBA(グロービス経営大学院)
プロコーチ養成スクール修了(アナザーヒストリー)